ノイズキャンセリングヘッドホン
最近人気急上昇中のノイズキャンセリングヘッドホンを購入しました。
オーディオテクニカのATH-ANC3です。
ヘッドホンというか、カナル型のイヤホンですね。
ヨドバシカメラで試聴した感じでは、パナソニックのRP-HC500やオーディオテクニカのATH-ANC7も良かったんですが、”ヘッドホン”なんで扱いがねぇ。
ATH-ANC3は試聴できなかったんですが、色々なサイトの評価が良かったので。
私がこのノイズキャンセリングヘッドホンを探し始めたのは、電車内での騒音や音漏れ、社内でのPCのファン音や人の話し声が気になるため、です。これらの製品を買う人は、まず同じ悩みだと思います。
実際に使ってみて、なかなか良いですね。
ノイズキャンセルをON、OFFスイッチで切り替えられるようになっているんですが、ONにすると耳障りな中低音ノイズが、バッサリと無くなります。
オフィスだと、PCのファンの音や、エアコンの音、社長や課長の地声なんかがほぼ無くなります。(声に関しては”気にならなくなる”くらいか)
逆に、高い音は少し入ってきます。地下鉄のブレーキ音や女性の話し声等ですね。アナウンスなどは聞き逃さなくて良いですね。
階段やエスカレーターを降りるとき、自分の足音が聞こえなくて何か変な感じだったりします。(振動だけ伝わってくるので)
プレイヤーの電源を入れずに、ヘッドホンの電源だけオンしても効果が得られるので、電車内で本を読むときとかいいですね。
このヘッドホンで音楽を聴く場合、ノイズキャンセルをオンにすると、今まで聴いてた音がはっきりくっきり聞こえ、音量が大きく聞こえるようになるので数段落として聴けます。
電車でシートに座った場合に隣の人に漏れてないか気になる人には良いですね。
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パーツ単位で見ると、Y型ケーブルにイヤホン部分、コントロールユニットという構成です。
U型(左側が短いタイプ)よりY型(両側とも同じ長さ)の方が、スーツを着る場合は邪魔にならないので良いです。
イヤホンは、私の耳にフィットして良いですね。
コントロールユニットは、ノイズキャンセルオン/オフスイッチと、一時的に全てオフにするモニターボタンがあります。
モニターボタンは押している間だけ機能し、ノイズキャンセルも、音楽もオフになり、外で起こっている状況を把握するのに便利です。
電池はコントロールユニットの裏に単4電池1本です。
あとこれにボリュームがあれば良かったかなと思いますね。
付属品は本体より出来が良いと噂のケースが付いております。確かに良い出来だこれは。他には延長ケーブルと、SMLサイズのイヤーピースその他もろもろ。
コントロールユニットから機器までのケーブル長が短いので、延長ケーブルが無いと携帯ゲームに使うのは厳しいので、ありがたい。イヤーピースは購入時はMが付いていて、SとLに付け替えられます。身長172の私はMで丁度良いくらいです。
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残念ですが良いところばかりではなく、悪い点も少しあるので書いときます。
”サー”というノイズが入ります。ノイズキャンセルをオフにすると無くなるので、ノイズキャンセルの機能的な物のようです。気になるときは気になるけど、気にならないときは気にならないレベル。
ノイズキャンセルをオンにして音楽を聴いてる途中にオフにした場合、そのまま音楽が聞こえる場合と、聞こえなくなってしまう場合がある。仕様ではノイズキャンセルがオフの場合、スルーして音楽だけ聞こえるはずなので、聞こえてないといけないんだけど。その場合、もう一度オンにしてモニターボタンを押してみたりしたら、直ったり・・・。
歩きながら聴いていると、ケーブルやユニットが跳ねてボコボコ聞こえます。カナル型だからしょうがないのかな。ノイズが乗っているというよりも、耳に振動として伝わってきているのかもしれない。跳ねるのを押さえたら無くなります。
カナル型は耳の中に突っ込む関係上、少々圧迫感があります。これはどうしようもないよね、たぶん。小さいのを付けたら、密閉度が低くなるだろうし。
あまり効果が得られない場合もあります。室内などの静かな場所では、逆に上記の”サー”というノイズの方が大きく聞こえてしまうかもしれません。
製品の特性上、音楽や映画を鑑賞する時に使用する様な物ではなく、移動中や仕事中の機械や人の多い場所でノイズをカットする物なので、全体的にそういう仕様になっているようです。ヘッドホンの方は”サー”ノイズは聞こえなかったように思う。
でも、ノイズキャンセリングヘッドホンはたとえヘッドホン型であっても、家で使うもんじゃないと思うよ、やっぱり。普通のヘッドホンと比べたら、余計な機能が付いてる分、音質的には落ちると思う。
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カナル型になれてる人にはこれがお勧めですが、慣れてない場合や、ヘッドホンが使える環境の場合は、ヘッドホンタイプの方が良いかもしれません。
ヘッドホンタイプの方が少し高いですが、耳への圧迫感が少ない、再生周波数が高い、外からの密閉効果が高い等、メリットがあります。
私の会社は音楽を聴きながら仕事をしても良いと言われてますが、流石にヘッドホンをして仕事をするのは躊躇います。仕事中でも使える分、カナル型の方が活躍しますね。
こんな感じで、期待通りの効果があり、ほぼ満足です。
この商品は価格12800円程しますが、値段以上の価値が有ると思いますよ!
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