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2008年12月 8日 (月)

90%静音化完了(NineHundred静音化シリーズ7)

グラボのベンチマークの前に、NineHundredに付属しているファンを全て、S-Flexに変更しましたので、まずそちらを先に。

改めてリンクを見ると、NineHundredはゲーマーケースとして分類されているので、オーバークロック用ケースとしての使い方が普通なんでしょうね。

前面12cmファン*2は明らかに静音には不向きだし。

そんなに静かにしたかったらP180やSonataを買えって感じですが。

でももう家にあるわけだし、そもそも「自作」PCなわけだから、どう使おうと自由なわけで。

NineHundredを静音化しようなんて考えの人はそういないだろうけど、同じ事考えてたら参考にしてください。

と言うわけで、青く光る付属のファンを全て取り替え、さらに20cmの上部ファンも取り替えました。

*---前回までのおさらい---*

NineHundredは、前面に12cmファンが2つ、背面に12cmファンが1つ、側面に12cmファンが1つ、上部に20cmファンが1つ搭載できる様になっています。

前面1 12cm 付属
前面2 12cm 付属
背面1 12cm 付属
側面1 12cm  
上部1 20cm 付属

付属のファンは全て4ピンで、パラレルのHDDやCDドライブを接続するときに使うやつです。

このタイプだと回転数が返ってこないので、ファンコンやマザーボードで回転数を見ようと思ったら、3ピンかPWMタイプの電源のファンを使用する必要があります。(電源コネクタの写真はS-Flexのリンク先を見てください。)

シリーズの5でScytheのファンコンを付けたのですが、回転数を表示するには付属のファンでは無理なので、全て取り替える必要がありました。

なおかつ、通常のボールベアリングタイプのファンではカラカラという物理的なノイズがあるので、それも問題です。

それらを全て解決するには、Scyteから発売されているS-Flexという流体軸受けベアリングのファンが最適!という結論です。

ソ○ー製というのがアレですが・・・。

あと、このファンは光りません。

NineHundredは電源オンで光るLEDが無いので、電源が入っているかどうかというのは、前面の光るファンで認識するしかないのです。

しかし、今回はファンコンがありますから、ファンが光って無くてもファンコンが光っていれば分かるので、問題ありません。(光るファンが好きな人には大問題ですがw)

S-Flexにはいくつかの回転数別のモデルがあって、800rpm、1200rpm、1600rpm、1900rpmとなっています。

ファンコンのKAZE MASTER アルミは、視認性も良く、使い勝手も良い。接続されているのに回っていないファンがあると、ブザーやLEDでエラー表示する。ブザーは鳴らない様にも出来る。ファンを最小限まで絞るとオフの機能もある。

これで起動時だけ12V出力する様な機能があれば最強なんだけど・・・。(出力電圧があまりにも低いと、起動時にファンが回らないため)

*---改造開始---*

私が取り付けたファンは、前面に800rpm*2、背面に800rpm、側面に1600rpm、上部に1200rpmとなっています。

CPUファンはIntelのリテールファン、電源のファンは剛力のそのまま。

ここで上部に12cmのファンを取り付けたの?と疑問に思うかもしれませんが、はい、そうです。

どうやって取り付けたかというと、インシュロックで無理矢理ぶら下げました。

Ca370190

まあ、こんな感じですね。

力業ですw

NineHundredの上部はプラスチックになっていて、裏のネジ2つと爪6つを外せば簡単に外せます。

Ca370191

取り外したファンはご覧の通り特殊形状なので、交換は難しいかと。(数少ない20cmファンを見つけてきて、加工すれば・・・)

Ca370192

光らないファンは、こんな感じです。

青く光っている点は、青く光らないのはあまりにも寂しいので、ケース内部でLEDを点灯させてます。

前面から見ても分かりませんが、側面から見たら光ってるのが分かります。

Ca370194

上部です。見てくれは悪いですが、まあ静かだから良いですよ。

そのうち良い物が見つかったら交換しても良いし。

*------*

ファンは静かで、かつ温度に問題がない様にするつもりですが、取りあえずこうなってます。

  定格rpm 動作rpm
CPU 870
G/B 1600 630
前面 800 630
上部 1200 690

これくらいが電源投入時にちゃんと回転して、うるさくないくらい。

これより下げると起動時に回転しない場合がある。電圧の問題かと思ってたけど、12Vで1600rpmのファンは630rpmまで下げても回るのに対し、12Vで800rpmのファンは630rpmよりも下げると回らなくなるので、勢いの問題なんだろうか。

それで行くと、いずれの製品でも600rpmを切ると起動時に回らない、という事になるが・・・。

側面でグラボ冷却用の1600rpmのファンは12Vでフル回転すると、28.0dBAとなり、さすがにうるさい。

ファンレスのグラボなので側面から多く風を当てられるようにと思ったけど、それほど熱を持たない事が分かった(シリーズ8)ので、1200rpmや800rpmでも大丈夫そう。

*------*

これにより、さらなる静音化に成功し、リビングにあるBuffaloの外付けHDDより静かなPCとなりました。いや、もうとっくになっていたのかもしれないが。

さらに静音化するとなると、

  • 側面の1600rpmファンを1200rpmに変える。
  • CPUクーラをS-Flexが搭載できる物に変える。
  • 電源ファンをS-Flexに変える。

Intelのリテールではなく、Scytheら辺のCPUクーラに変えるとS-Flexが使えるので。CPUファンもカラカラ言いますからね~微かに。

さすがに電源ファンを変えるのは躊躇しますね。電源は封がしてあるというのもあるし、火を噴くと怖いので。ただ、変えても変えなくても、ファンが止まっていても分からないというのは同じなので、変えても良いかな。

逆に考え方によったら、ファンが停止したらファンコンで確認できるし、ブザーも鳴らせられるので良いかも。

*------*

あーもうここまで来ると、これ書いとかないとまずいですね。当サイトの他のページにも言える事ですが、当サイトを参考にして何があっても責任は持ちませんよ、と。自己責任でお願いしますね。

つづく

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