WindowsHomeServer2011を導入してみた
年が明けて仕事が一段落ついたので、前からやりたかったWindowsHomeServer2011(WHS2011)をサーバに入れて見ることにした。
WHS2011は去年の夏くらいに値段が半額近くまで下がったみたいですね。
WHS2011DSP版は、ソフマップで玄人志向のUSB3.0カードとセットで7800円だった。
(安い所だったら、6500円くらいで買えるみたい)
セットアップなどはWindows7と大体同じ。
その辺の手順は、すでに沢山のサイトがあるのでそちらを参考にしていただくとして。
WHS2011はWindowsServerの一種なんだけど、基本的にサーバ自体で操作することを前提としていない。
インストールが終了したら、ネットワーク上のクライアントPC(Windows7やVista、XPなど)から、ダッシュボードと呼ばれる操作画面で接続し、設定を行う。
直接WHS2011の設定をいじくると、ダッシュボードと整合性がとれなくなり、起動できなくなる事もあるみたい。
何か大きな変更を行う前にはバックアップを取っておきたいですね。
ちょうどその機能もあるようだし。
ユーザーを追加したり共有フォルダを作ったりしてみましたが、ちょっといくつか難点が。
基本的にダッシュボードでユーザーを追加したり、共有フォルダを作ったりするわけですが、
ユーザーの追加はまあ、出来ました。
ただ、共有フォルダの追加が思うようには出来なかったので紹介。
1)既にあるフォルダを共有できない
今回、WHS2011をインストールしたPCにはHDDが3台あり、
- OS用HDD1台
- データ用HDD(RAID1)2台
データ用HDDには以前から貯めこんでいたデータが既にある状態。
インストール時はOS用HDDのみ接続した状態でインストールし、インストール完了後にデータ用HDDを接続した。
この状態でダッシュボードからデータ用HDDの既にあるフォルダを共有することが出来なかった。
(E:\DATAを共有したかったが、出来なかった)
ダッシュボードから出来るのは、共有フォルダを新規に作る、しかない。
WHS2011の正式な使い方して、WHS2011上での操作をしない、ということが前提なので、
データ用HDDにはデータの入っていない空の物を用意し、ダッシュボードからデータ用HDDに共有フォルダを作成し、その共有フォルダに各種ファイルを転送する、という使い方なんだと思う。
なので、既にデータが入っているHDDを後から繋げるのが間違いの様だ。
しかし、2TB近くあるデータを全てネットワーク経由で転送するのは大変なので、整合性がとれなくなるのを覚悟の上で、
Windows7のPCからリモート接続し(直接WHSで操作しても同じ)、既にあるフォルダ(E:\DATA)を共有した。
その後、ダッシュボードを再起動すると、ちゃんと共有フォルダとしてE:\DATAが登録されていたので、ヨシとする。
そしてそれをWindows7のPCのSドライブにネットワークドライブの割当てして、今まで通り操作できるようになった。
2)上層のフォルダで共有を行なっている状態で、さらに下層のフォルダを個別に共有したい場合
まあ、1)が無理なんだから、2)も当然無理とは思うけど。
何がやりたかったかというと、
E:\DATAは大元のフォルダで、その中にmovだとかmp3だとか個別のフォルダがあるわけです。
メインのPCから全てのフォルダとファイルを操作するために大元のE:\DATAフォルダを共有していますが、
メディアサーバとして使う場合、大元のDATAフォルダを登録してしまうと、ビデオや音楽、フォトから、トップのDATAフォルダ以下全ての、まったく関係のないフォルダまでもが見えてしまう。
なので、movやmp3やphoto等、個別管理してるフォルダをそれぞれ共有したいのですが、ダッシュボードからは無理なので、これも直接サーバ上でやるしかないです。
で、WHS2011のエクスプローラで直接個別に共有の設定をしても、ちゃんとダッシュボードに反映されているので、その程度で整合性がとれなくなるということはない様です。
取り敢えず、今まで通りファイルサーバやローカルのメディアサーバとして使える状態にしようと思っていたので、それは完了かな。
アドインやリモートwebアクセスとかはまたそのうち。
その他
標準でメディアサーバ機能を搭載しているので、今まで使っていたDiximMediaServerが要らなくなった。
Windows7PCのダッシュボードからアクセスする際に、自動ログオンの設定があるとダメって言われて、切らされた。
まあ、サーバの設定だけ済ませたらまた設定しなおせば良いけど。
インストールするHDDの容量は、160GB以上必要。
インストールが完了すると、Cドライブに60GB、残りがDドライブとなる。
HDD全体のバックアップを取る場合、バックアップ専用のHDDを用意する必要がある。
バックアップとして使用する場合、そのHDDは最初にフォーマットされてしまう。
Windows7やVistaの全体バックアップは、普通にデータドライブの空きにバックアップできるので、その感覚でやるとデータドライブが消滅してしまうので注意です。
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