今までデスクトップではBOSEのM2を使用していたんですが、低音が強すぎるのであまり気に入ってなかったんですよね。
サイズが小さく、このサイズにしては圧倒的に音が良いんですが。
低音が強いのが好きな人には、この製品は打って付けだと思います。
しかし、私は低音が強いのはあまり好きじゃないです。
何か落ち着かないというか・・・。
あくまでも自然な感じの方が良いですね。
(今の部屋自体が構造的に低音が響く様で、ボワボワした音がするというのもあるので、それはそれで解決しないといけないんだけど・・・。)
それでまあ、スピーカーを変えようと思ってヨドバシ梅田や価格コム等で色々探してたんですけど、
卓上で使用出来るサイズで、となると、なかなか限られてくるんですよねぇ。
M2はサイズ的にはかなり良いんですが・・・。
大きい筐体で良い音が出るのは当然として、小さい筐体で良い音が出る物は、非常に少ないです。
(この際、金額はある程度妥協するしかないです。小さくて良い物はやはり高いです。)
ミニコンポっていう手もあるんですが、今更ミニコンポを買おうって気が起きなくて(最近は安い物でも音のいいものもありますが)、やはり単体売り場に行ってしまいますね。
当初の予定では、次はプリメインアンプにするぞ、と思ってたんでDENONの390REか1500SEくらいかなぁと思ってたんですけど、
机で使うにはやっぱりデカイんですよね。
出力50Wとか70Wとかオーバースペックだし。
それで卓上でも使えそうな、小さくて評判の良いアンプを探してたら、TEACのA-H01を見つけました。
それでも、さすがにこれをそのまま机の上に置くとスピーカーを置く場所がなくなっちゃうんで、となりの棚の上に置くことにする。
じゃあ、これに合うスピーカーは?
ヨドバシ梅田で大型スピーカーがずらりとならぶ反対側に小型スピーカーがちょっとだけ置いてあるんですよね。
そこで自由に再生できるんで、セットされてたクラシックを聴いていたら、高音から低音までバランスよく出てて、低音が強調されていないあくまでも自然なスピーカがあって、それがモニターオーディオのR90HDでした。
で、購入&セッティング。
家でセットし聴いてみたら、想像以上に満足する音でした。
正直、今まで聴いていたAVアンプ(AVC-3808)+スピーカ(SC-T33)とは一線を画する物です。
これも悪くはなかったけど。
なんか、明らかに音の質が違う。
接続は、PCのサウンドカード、オンキヨーのSE-200PCIのアナログ出力から、A-H01のアナログ入力に接続。
プレイヤーはiTunes(音楽)や、GOM Player(動画)をメインで使っています。
私はゲームミュージックもオーケストラもPOPも何でも聴くので、何にでも対応できるスピーカー&アンプが必要なんですね。
それで行くと、この組み合わせは抜群ですね。
このサイズでこれ以上のものはないのでは?と思わせてくれます。
恐らく最小アンプ&最小スピーカの(低価格枠では)最強の組み合わせではないでしょうか。
以前購入した、DENON SC-T33というトールボーイのスピーカが余っているので、A-H01に繋いでみました。
パワー的には十分ですね。
ただ、低音が強すぎて、私にはダメでした。
トールボーイって、もともと低音を強く出すために筺体が長くなっているわけなので、低音が出るのは当然ですが、同じくDENONのAVC-3808というAVアンプに繋ぐと良い感じの低音が出るので、A-H01は低音が強く出るのかもしれない。
それで行くとR90HDは低音があまり出ないスピーカということになってしまう。DENONアンプ&R90HDだと低音が出にくいのかな?もしかするとそっちの方が私の好みに合うかもしれない。
YAMAHAのクランプ式スタンドってこれにも使えるのかな・・・。
A-H01は出力40Wですが、卓上で使う分には10°程まわすだけで十分な音が出ます。
パワーが余りまくりですね。
ちょっと気になったのは、絞りすぎると左からしか音が出なくなる事ですね。
例えばPCからの音声出力を最大にして、A-H01のボリュームを絞ると、左のスピーカからしか聴こえなくなりました。
PCからの音声出力を半分にして、A-H01のボリュームを少し多めに回すと、両方からバランスよく出ます。
あと、電源を入り切りする際にボンと音がなる時があります。
ボリュームを最低まで絞ってから入り切りすれば大丈夫ですが。
まあ、あんまり気にならないので普通に入り切りしてますけど。
あとは、電源入から音が出るまでに少し時間がかかるかな、という感じですね。数秒の話ですが。
(M2は一瞬で音が出たので、それと比べると時間がかかるというだけです。M2はアクティブスピーカですし。)
アンプとしては普通と思います。
A-H01はトップに放熱用のヒートシンクがありますが、夏でクーラー無しの状態でも生暖かくなる程度なので、やはり省電力(34W)で良いと思いますね。
(AVアンプのAVC-3808は通常100Wで、トップが触れないくらい熱くなります・・・)
ヘッドホンでオーディオテクニカのATH-1000Xを使ってますが、これも自然な感じの音で気に入っているので、それが気に入っている人なら気に入るかなと思います。
構成は、
- アンプ TEAC A-H01
- スピーカ モニターオーディオ R90HD
- ケーブル ベルデン 8470
- バナナプラグ オーディオテクニカ AT6302
- インシュレータ オーディオテクニカ AT6098
- インシュレータ 山本音響工芸 QB5アサダ桜
アンプとスピーカ以外は家で余っていたものを流用しただけで、このセット用に買ったわけではないです。ただ、悪くはないですね。別のものに変えたら、それはそれでもっと良くなる可能性もありますが。
ケーブルですが、2mまでなら8460で、それ以上で使う場合は8470の方が良いようです。
線の太さが違うみたいですね。私の場合は8470が残っていたので、1mくらいに切って使ってしまいましたが・・・。
バナナプラグですが、ベルデン 8470は線が硬いので、AT6302に入れて折り返そうと思うと、ポキポキ折れますorz
無理して使うこともないものですが、8470で使うなら別の製品の方が良いかもしれない。AT6303とか。AT6303は横入れなので、線がショートしないように注意ですねぇ。
バナナプラグを購入する際は、R90HDは手回しで使えないので、アンプ側に1セットだけあれば良いです。
インシュレータに関しては、音が良くなったとか悪くなったとか正直良くわかりません。
スピーカの位置を高くするために使ってます。
出来るだけ耳の高さに合わせてやるのが良いと思います。
アサダ桜の上に、AT6098を置いてます。それぞれ3個ずつ。QB2とQB5がサイズ違いのアサダ桜です。
(別のトールボーイの方にアフリカ黒檀のQB4を使ってます。)
QB2が34mmですが、QB4やQB5は43mmなので、R90HDにはちょっと大きいかもしれないですね。
あと、R90HDにはスピーカ固定用の金具が付属しています。かなりしっかりしたものです。
天井に固定する時に使うみたい。
また、A-H01にはRCAのアナログ入力2つの他に、USB端子、OPTICAL、COAXIALなどのデジタル入力端子もあります。
PCと直結して外付けのサウンドユニット&アンプとして使用する事が出来ます。
他にも、サブウーファー用の出力端子があったり。
この構成で低音が足りないって事は無いと思いますが、さらに低音が欲しい人には・・・。
あとは前面のヘッドホン出力端子。
聴いてみましたが、なかなか良いです。
ヘッドホンアンプを買っていなければ、これで十分だったかも。
追記:USB DACを使用することもできます。
サウンドカードを使用せずに、PCとUSBを直接ケーブルで繋ぎます。
試しに聴いてみましたが、正直なところ、サウンドカードから出力してアナログで受ける場合と違いが分かりませんでした。
サウンドカードいらんかも・・・。
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